目の下のたるみとシワをケアする

前述のようにターンオーバーの影響による肌の衰えと共に、特にたるみやシワの原因になるのが紫外線による光老化現象です。地上に届く紫外線はUV-Aといって波長が400～315 nm のもので、これは時間帯や季節によって左右されないという特性があり、皮膚の奥深くにダメージを与えてコラーゲンやエラスチンを衰えさせ、結果として肌のはりが失われてたるみやシワにつながっています。


紫外線は夏だけのものではなく、冬でも夏期最大時の30%程度が地上に届いており、長時間外にいると、その影響はかなり大きくなります。


さて、こうした影響を受けて顔のたるみやシワが現れるわけですが、場所によって、目の上、目の下、頬などで種類が分かれます。特に表皮の水分不足による乾燥ジワや小ジワは頬のたるみを伴うもので、コラーゲンの減少では目の周囲のたるみが目立つようになります。


又、表情筋が衰えることでも表情ジワといって、額や口の周囲のシワが現れます。30代以上の女性達に、人から見られる体の部分の中でどこが年齢を感じさせているかという質問をすると、「シワ、たるみ」「はりのなさ」「シミ、くすみ」と順位がつくそうで、まさに若さの敵が肌のシワやたるみだということは間違いないようです。